【新唐人2015年04月19日】中共当局が領有権問題のある南シナ海に滑走路を建設し、周辺国の不安を呼んでいます。中共のこの行為について16日、アメリカ海軍の高官は、新たな防空識別圏を設定するかもしれないと述べました。
4月16日に発表された人工衛星の画像によると、中共は現在、南シナ海の人工島に滑走路を建設しています。1万フィート、およそ3000メートル級の滑走路は戦闘機や偵察機の離着陸には十分です。
アメリカのロックリア太平洋軍司令官は上院の公聴会で、中共が驚くべきペースで埋め立て工事を進め、周辺地域の懸念を呼び、新たな防空識別圏を設定する可能性すらあるとしています。
ロックリア米太平洋軍司令官
「これで中共はレーダーの設置やさらに多くの戦艦を派遣でき、戦闘機の配置や防空識別圏の設定も実施できます」
2013年の末、中共は東シナ海に防空識別圏を設定し、識別圏を通る航空機に報告を要求し、アメリカや日本から厳しい非難を浴びました。
中共は南シナ海における防空識別圏の設定を否定していますが、中共の南シナ海での行動はすでにベトナムやフィリピンに不安を与えています。
海軍兵学校のダーデン教授は、これで南シナ海における米中の力関係に変化が生じるかもしれないと述べました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/04/17/a1191334.html (中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)