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歴史的負い目のない習近平は、中国共産党政治制度を変える最適人選である

2015年10月16日
歴史的負い目のない習近平は、中国共産党政治制度を変える最適人選である

【新唐人2015年10月16日付ニュース】   

10月12日、中国共産党第18期5中全会の期日が公表され、中国のこれからの政治動向が再び注目を集めている。同日、BBCは、中国の将来の政治動向に関する分析を行う彭定鼎の文章を掲載した。同文章は、中国共産党の独裁体制がもはや袋小路に入っており、現在の中国のリーダーは中国共産党がもたらして来た歴史的な負い目を負っておらず、政治体制を変える絶好のチャンスに直面していると分析した。

 

 中国共産党は、政権を握ってから中国人及び中華民族に多大な災難をもたらし、その中で、大きな災難と思われるものには、文化大革命、天安門事件、法輪功への弾圧の三つがある。現在の中国共産党のリーダーである習近平は、文化大革命に参加しておらず、10年の文革期間は習近平の13歳~23歳までの青少年期間だった。彼自身も文革の被害者だった。習は1989年春に発生した天安門事件にも参加しておらず、ちょうど、事件発生1年前の1988年、習は福建省の最も後進地域である寧徳に転任され、北京で発生している天安門事件と全く関係がなく、しかも、彼は中国共産党寧徳委員会書記の在任中に400人の汚職者を失脚させた。これによって、彼は今行っている反腐敗にかなりの経験を積んだと言える。1999年、江沢民らが法輪功への弾圧を始めた。この時、習は中国共産党福建省副書記及び省長代理となっており、法輪功弾圧を管轄する部門の責任者でもなく、他方、当時、中国各省の省書記と省長は法輪功弾圧の主要責任者となっていた。その後、習は周永康のように法輪功への弾圧で手柄を立てたことで昇進してきたのでもない。

 

 以上の習の経歴から見ると、歴代の中国共産党のリーダーと異なり、習は中国共産党体制の中にいるにも関わらず、悪事を働いたことがなく、中国人に対しても血の債務がないことは彼の幸運の一面である。だからこそ、江沢民らは清算されることを恐れて暗殺を含め、様々な形のクーデターを起こし、習を失脚させようとしたわけである。現在、習・江間の暗闘は、死活の境地にまで発展している。

 

 彭の文章が、集権制度は罪悪だけではなく、極めておろかであり、社会各方面が互いに複雑に絡み合っている状態になっている今日では、集権制度がもはや機能しなくなっている。集権制度を放棄し、自覚的に民主法治社会体制に切り替えることは、習にとって唯一の道であると分析した。

 

ちょうど同じ日に、『大紀元新聞』は、「中華民族を危機から救おうとする習近平は他の中国共産党リーダーと異なる」との特別評論文章を発表し、習に対して似たような評論を出した。文章は、習がトップ就任後、薄熙来への審判を推し進め、労働教養制度を破棄し、周永康を失脚させ、軍部の徐才厚、郭伯雄を失脚させ、法律をもって国を治めるという理念を提示し、一人子政策を緩め、戸籍政策制度を推進、軍隊改革を行い、伝統文化に回帰することを提唱するなどなどの一連の動きから、習は歴代の中国共産党リーダーと異なり、自分なりの理念を持ち、法治、公正、正義、道徳など伝統的価値観に中国に戻ってほしいというイメージが強く、国民も彼に対して一定の期待を抱えており、彼を中国共産党と区別する必要があると分析した。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/10/13/a1229403.html (中国語) 

(翻訳/張揚)

  

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