【新唐人2016年07月15日】
ハーグ仲裁裁判所の仲裁人の取り込みに失敗した中国は、判決への抗議行動を激化させている。中国は13日、旅客機2機を海南省海口市の美塩空港から試験飛行させ、南沙諸島(スプラトリー諸島)で中国が造成した最大の人工島である美済礁(ミスチーフ礁)と渚碧礁(スビ礁)にそれぞれ着陸させた。
ラジオ・フリー・アジアは、「中国が同地域の主権を主張するため具体的行動に出た」と分析する軍事評論家の黄東氏の話を報じた。
黄氏は、フィリピンは仲裁要求事項から主権問題を除いており、国際法によって解決する余地があるのにも拘わらず、中国は国際法には興味がなく、仲裁に参加せず、判断を認めずという態度によって仲裁判断の受け入れを拒んでいると指摘する。
中国旅客機の着陸訓練が行われたこの日、日本の海上保安庁とフィリピンの海洋警備隊が合同海上法執行訓練を実施した。訓練の主な目的は海賊や武装した窃盗集団に対処するためだという。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/07/14/a1275998.html(中国語)
(翻訳/白白 映像編集/李)