【新唐人2016年07月17日】
イギリスの首相に新しく就任したメイ首相は15日、EU離脱に向けて適切な交渉の方法を見つけるまでは、イギリスは正式な離脱交渉を開始するためのリスボン条約第50条を発動しないと表明した。
メイ首相はスコットランドのスタージョン自治政府首席大臣と面会した後、「すでに言ったとおり、イギリスにとってふさわしいEU離脱交渉の方法を見つけるまでは、リスボン条約第50条は発動することはない。これは非常に重要なことで、適切な交渉方法を見つけて初めて第50条を発動する」との意向を示した。
スコットランドでは官民挙げてEU残留を支持しており、国民投票の再実施を望んでいるが、メイ首相はイギリス政府の決定を支持するよう求めた。
メイ首相は「私は異なる意見にも耳を傾ける。だが、スコットランドがわれわれの決定を受け入れてほしいと首席大臣にはっきりと伝えた」と話した。
スコットランドは2014年に行われたイギリスからの独立の是非を問う国民投票によって独立しない結果となったが、先月のEU離脱の是非を問う国民投票では残留を支持した。このため、スコットランドはイギリスから独立すべきか否かの議論が再び起こっている。
スタージョン自治政府首席大臣は、もしスコットランドの人々がイギリスからの独立の是非を問う国民投票を再度行いたいと希望したら、イギリス政府は干渉しないでほしいと述べた。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/07/16/a1276343.html(中国語)
(翻訳/白白)