【新唐人2011年10月22日付ニュース】去年11月、台湾国防省・情報局の羅奇正元大佐が中国の二重スパイとして暗躍していた事件が発生。18日、台湾の最高軍事裁判所は、一審判決を支持し、無期懲役を下しました。
台湾・軍事情報局の羅奇正元大佐と台湾ビジネスマン、羅彬氏は、2007年から中国に対し、大陸にいる台湾の諜報員の名簿など、100部余りの機密文書を売り渡しました。二人とも、中国共産党に買収された二重スパイでした。
中国公民パワー・発起人 楊建利さん:「言語も共通ですし、華人同士で近づきやすい。情報収集も容易です。さらに中台の行き来も簡単になり、各種交流も非常に多いです。この種の活動の中で自分の諜報員を送り、任務を遂行させます」
台湾のスパイが中国に買収される事件が絶えません。2004年、中国側に買収された台湾・軍情報局の張全箴(ちょう ぐんしん)・元曹長は、台湾に戻りスパイネットワークの設立を模作。1年の刑が下されました。
また、女性スパイのわなに陥った中山科学研究院の黄正安元職員も、軍事情報を中国側に漏らして、8年の刑を下されました。
中国公民パワー・発起人 楊建利さん:「オープンな社会では情を利用して職場を管理したり、勝手に盗聴したりはできません。しかし独裁社会では裁判も経ずに盗聴ができます、尾行もできます。情報戦自体が対等ではない戦いなのです」
この対等ではない情報戦は、中台の政治環境の違いを浮き彫りにしました。台湾政府の能力も試されています。
新唐人テレビがお伝えしました。
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双面共谍案-罗奇正维持无期原判.html (中国語)