【新唐人2011年12月7日付ニュース】中国で相次ぐ、知的労働者の強制労働と虐待。最近も、北京の郊外で、虐待を受けたとみられる豆腐製造所で働く知的障害者が亡くなりました。我々は、その実態を追いました。
北京郊外のある村には、いわゆる闇の豆腐製造所が4軒あります。そこで働く知的障害者の手から、その労働の過酷さが垣間見えます。
湖北省出身で39歳の知的障碍者、舒新紅さん夫婦も、製造所で働いていました。11月18日、父親で助けを求めた舒さんは翌日亡くなりました。
豆腐を作るのに使う器具や鍋は、暗くて狭く、汚い作業場に置かれていました。毎日、十数時間働かされたとされ、「夫は虐待で死んだ」と妻は語ります。妻も全身傷だらけです。
しかし舒さんの家族は、当局の圧力を受け、遺体解剖の要求を切り出せないでいます。製造所の事業主は15万元の賠償金と、妻の治療費を約束したものの、これからは一切賠償を求めないよう求めたそうです。
製造所が捜索を受けた12月3日、他の製造所でも知的障害者らしき3人が過酷な労働を強要され、暴力も受けているのが発見されました。しかし、労働監督局は忙しさを理由に、直ちに現場に行かなかったため、その3人は事業主に連れて行かれ、行方不明になっています。
村民によると、製造所で作られた豆腐は地元で売られないうえ、製造所の人たちは村民と接触もせず、謎に満ちています。また、舒さんの亡くなる直前、60歳ほどの知的障害者も、闇製造所で亡くなったとの情報もあります。
新唐人テレビがお伝えしました。
京豆腐黑作坊-智障劳工疑被虐致死.html