【新唐人2010年4月21日付ニュース】国連本部の前で陳情を続けて15日になる上海市民の胡燕(こえん)さん。4月19日の夜、ニューヨークシティー大学で行われた東アジア女性の人権座談会に招かれ、大きな注目を集めました。
胡さんによると、上海万博のために自宅が強制立ち退きに遭ったため、5年間陳情しましたが、夫は監禁され、胡さんも共産党幹部から「国連に陳情してみろ」と侮辱されました。
上海からの陳情者 胡燕
「上海万博開催のため、立ち退きに遭いました。05年12月29日の立ち退きから、今まで何の賠償もないです。」
政治学科の学生
「今の話を聞いて、 とても不安です。正常な法律行為とは思えません。相談もなく立ち退きさせるとは最低限の住処は与えるべきです。」
本座談会の司会者で政治学教授の夏明博士は、地震にしろ、万博の立ち退きにしろ、またはその他の不公平な現象にしろ、政府は国民の声に耳を傾けるべきだと言います。
NYシティ大学・政治学教授 夏明
「市民は家を失っても政府は何もせず、市民が訴えても温情すら与えません。こんな状況で、政府が市民の声を無視するなら、国際社会の場を利用し、中国人の声を世界に聞かせ、中国政府を動かすのです。」
座談会では、多くの質問が寄せられたほか、また建設的な提案も多く出されました。
新唐人記者がお伝えしました。