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反日デモが変貌 「打倒共産党」の声も

2012年08月20日

 【新唐人2012年8月21日付ニュース】8月19日、尖閣諸島問題をめぐり、中国各地で大規模反日デモが行われました。当局は大量の軍や警察を出動して警戒に当たり、一部都市ではヘリコプターまで出動しました。

 
それでも一部都市ではデモ隊と警察の間で衝突が発生し、怒った市民が警察車両をひっくり返したり、更には“打倒共産党”と叫ぶ人も現れました。
 
広東省深セン市では、一部デモ参加者らが一般市民の日本車や日系料理店を破壊。また、デモ隊を退散させていた警官が殴打され、更には日本製の警察車両がひっくり返されました。
 
山東省済寧(さいねい)市では反日デモが“反共産党、反城管”デモに変貌し、デモ参加者らは城管に抗議する横断幕を掲げ、政府庁舎に向かいました。
 
四川省成都市では警官隊がデモ隊の進む道路を塞いだため、衝突が発生。複数の学生や市民が負傷し、学生複数名が拘束されました。デモ隊からは“打倒共産党”の叫び声が上がりました。
 
今回の反日デモは、ネット上でも熱い議論を呼んでいます。多くのネットユーザーは、デモは当局の煽動の下で計画的に行われた、国民の視線をそらすための政治陰謀だと見ています。
 
海外の博訊ネットは中国宣伝部官僚の話を引用し、当局は“尖閣諸島に関するニュースと愛国心を利用して世論を占拠することで、国内外で注目されている第18回共産党大会のマイナス報道を覆い隠すのが目的”だと報道。
 
中国当局が煽動した今回の反日デモに対し、ネットユーザーは反日の前に先ず共産党に立ち向かうべきだと指摘します。
 
法律専門家の趙国君さんはミニブログで、“日本の侵略がもたらした最悪の結果は共産党の執政を招いたことだ。中国人の不幸はこれにより始まった”と反日の原因を分析。
 
一方、多くのネットユーザーは車両や飲食店に対する破壊はおろかな行為だと指摘しています。
 
21世紀網の編集長はミニブログで、“中国人が尖閣諸島に上陸したとき、日本人は中国人を拘束した。日本人が島に上陸したら、中国人は同胞の車を破壊する。日本製品を排除する前に、まず愚か者を排除したほうがいい”と綴りました。
 
ジャーナリストの谷正中さんもミニブログで声を発しました。“日本人が尖閣諸島に上陸しなかったら、中国人はデモができるのか?デモの機会さえ日本人によってもたらされたのではないか。何のために反日し、何のために日本製品を排除するのか?”
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/蒋)
 


 

 

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