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波乱万丈? 習近平氏の経歴

2012年11月09日
【新唐人2012年11月10日付ニュース】アメリカの大統領選が終わり、今最も注目されているのは、中国の次期指導部を担う習近平氏ではないでしょうか。太子党の出身でありながら、波乱に満ちた経歴を持つ習近平氏は、どのようにして中国共産党のトップに上り詰めたのでしょうか。
 
1953年生まれの習近平氏は、かつて共産党の囚人でした。父親は共産党の八大元老の一人、習仲勲しゅちゅくん)氏。1962年、反共産党集団だとして毛沢東によって全職務を解任されます。その影響で習近平氏は幼少時から周りから指差され、15歳の時には少年犯罪者収容所に入れられます。1年後の1967年には西北部の陝西省の農村に下放(かほう)され、農民となります。
 
1975年の秋、転機が訪れ、清華大学に推薦入学。卒業後は政界に進出します。
 
農民から地方の共産党委員会書記になるまで、河北省、福建省、浙江省、上海などで各種職務を経験。
 
2007年の第17回共産党全国代表大会では、政治局常務委員に選出され、翌年には国家副主席の座に就きます。2010年には共産党中央軍委員会副主席に選出され、これにより正式に太子党の一員になります。
 
習氏の出世は偶然が重なったように思えますが、実は胡錦濤と江沢民の戦いの結果によるもので、もちろん背後には父親の影響や軍の太子党・葉選寧(よう せんねい)氏などの支持とも切り離せません。
 
しかし、これから中国共産党指導部を担う習近平氏には数々の挑戦と困難が立ちはだかっています。受け継いだのは政治的に腐敗し、経済的にはハードランディングを迫られている手のつけようのない腐敗政権だからです。さらには、共産党政権の合法性が問われる未曾有の危機に直面する可能性さえあります。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)
 


 

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