HOME > ニュースページ > 食の安全 > 詳細

新型インフル再び猛威を=中国

2010年02月18日

【新唐人2009年10月26日付ニュース】世界保健機構WHOは23日、今年の新型インフルエンザによる全世界の死者を5,000人と推定した。一方、中国では新型インフルエンザが再び猛威を振るい始めた。情報によると、10月の大型連休明けより感染が各地の学校で再び爆発的に増えている。 

ポータルサイトSOUHUの統計資料によると、9月21日まで31の省や市で13,262人の感染を確認。感染者数は右肩上がりで、重症も相次いで現れはじめた。しかし10月23日衛生省は、33,064人の感染が確認されたが、うち26,588人は回復したと発表した。 

三人の死亡例がチベット、青海省、北京で現れた。一ヵ月のうちに約二万人の新たな感染が確認された。 

10月16日に山東省で予定していた第11回全国スポーツ大会は新型インフルエンザが原因で延期となった。19日、衛生庁は開催予定地で3人の感染例が確認されたと発表。 

大陸のネット上では、インフルエンザが猛威を振るっている学校の名前が公開された。青島理工大学、遼寧省盤錦市第一高校、山東省無棣県第一中学、吉林華僑外国語学院などである。吉林農業大学は9月15日より学校閉鎖になっている。 

匿名希望の長春市の大学生はこのように述べた。「長春市は今大変なことになっている。一部の学校は閉鎖され。連休の前から、突然増え始めた。長春理工大学は最もひどい。今でも管理が非常に厳しい。

最初は十数件だけだったのに、外部から来た先生が言っていた。大学で授業を教えているから、間違いないと思う。」 

10月11日、山東省濱州市無棣県で大規模な感染が発生し、すでに1,000人以上の感染が確認され、大中小学校はすべて閉鎖となった。最初の感染者を出した第一中学校は警察が立ち入り、生徒全員学校への出入りを禁止。当局は情報を封鎖し、感染者数に関する報道はまだない。 

中国大陸の新型インフルエンザワクチンは大幅に不足している。学校で取られている措置は依然、隔離、学校閉鎖またはマスクの配布などである。青島理工大学では漢方薬を煎じて教師や学生全員に配布しているという。 

衛生省は、7月よりワクチンの臨床試験が行われ、9月には研究結果が出る予定だと発表。しかし、10月以前にワクチン接種を受けたのは閲兵式参加者のみで、他の地域はワクチンが割り当てられていない。広州の疾病コントロールセンターは、当地では新型インフルエンザを普通のインフルエンザとして処理していると明言した。従来のワクチンが新型インフルには効果がないと知っていても、感染を恐れる民衆は自費でワクチン接種を受けている。 

北京市は10月21日より無料でワクチン接種を受けられる五種類の人を発表。この五種類の人とは、新型ワクチン接種を受けていない小中学校の生徒および教師、医療関係者、鉄道、航空、交通、検疫所などの公共事業部門の職員、重要公共機関の公務員、60歳以上の北京市民が対象となる。しかし、感染が広がっている大学の教師や学生はこの五種類には入っていないという。 

http://ntdtv.com/xtr/gb/2009/10/26/a370680.html#video  (中国語)

トップページへ