【新唐人2013年4月26日付ニュース】四川省雅安市で地震発生後、多くの民間救助隊が被災地に向かい、救助活動を展開しています。その効果ははたして?本日のマイクロニュースです。
地震発生後、中国社会の各界が積極的に動き出しています。例えば有名作家・李承鵬は自ら救助隊を引き連れて第一線に行きました。また被災地に粉ミルクやテント、衣類などを持っていった支援者もいます。中国人の公民意識が目覚めつつあることがわかります。
一方、中共の救助活動は混乱かつ無秩序です。このような混乱状態が兵士や志願者の努力を相殺しています。道路管理を例に挙げると、地震発生後、民衆が自発的に被災地に向かいましたが、高速道路が料金を徴収していたので、皆は料金所で塞がれてしまいました。料金所は何も指示を受けていないとのことです。つまり中共政府の救助は最初の数時間では麻痺していたのです。
高速料金徴収が批判された後、中共は全ての道路を開放しました。結果、今度は車だらけになり、兵士を乗せたトラックが普通乗用車を避けようとして水の中に落ち、兵士一人が死亡しました。その後はまた道路を封鎖し、民間車両の被災地入りを禁じています。ここまで言うと、皆さんお気づきでしょう。中共は災害救助対策もなければ、救助のマニュアルもない。さらには救助システムすらなく、この政府は横槌にしかすぎません。微博上のネットユーザーの注意喚起の書き込みのほうが役立ちます。
また物資の収集と配分における中共の信用はすでに破綻し、大きな破壊作用を働いています。赤十字会がネット上で、募金を呼びかけたものの、10万の「滾(消えろ)」が書き込まれました。多くのネットユーザーは官僚の汚職腐敗と仕事ぶりを疑っています。
救助能力がこんな状況でも中央宣伝部は被災地で宣伝素材を探します。4月21日 「人民日報」のトップ紙面は中共指導者を除くと台湾の和尚だけで、被災者は誰一人として取上げてもらえませんでした。空から救援物資を投下するのは本来いいですが、ネットユーザーの発見によると、ヘリが2回飛んで、微博で宣伝情報を発信するために記者2人が同行していたそうです。
「2人の同僚が支援物資投下のために、被災地へ向かうヘリに乗っています」
ネットユーザーらは疑問視するのは「被災地に行くのだから、記者同行よりもっと多くの物資を投下したほうがいいのでは」。「豚2頭の方が記者を連れて行くよりまし」と言っています。
また被災地の共産党書記が李克強首相の視察に付き添った際、こっそり腕時計をはずしたのですが、腕には白い跡が残っています。また雅安テレビ局の女子アナがウェディングドレス姿で現れました。本来なら感動的なニュースのはずが、後にやらせだったことがわかりました。ニュースは他の同僚がすでに取材を終えて、彼女はウェディングドレスを着て、画面に出ただけでした。これらの現象の背後にある最大の責任者は中央宣伝部です。救助活動と被災地の状況を報道するのではなく、宣伝用の素材を探しに行ったのです。
4月初め、微博ではある言葉がはやりました。「指導者が再任する度に災難が起きる。98年は洪水、08年は地震。指導者交替の度に疫病が発生する。03年にはSARS、13年にはH7N9」。今になって見ると「習近平元年」は疫病だけでなく、地震まで起きました。庶民の言葉で言うと、中共は疫病神で、寄ると運が尽きます。
話を戻しましょう。中共は政権維持のため、現在の民主国家と比べることはしません。民主国家には救助システムと政府の責任システムが完備されているからです。比べたがるのは数百年、千年前の皇帝です。
天災においては皇帝と比べても中共の負けです。古代の賢明な皇帝は天災が発生すると、自分の過ちを反省し、神と庶民に向かって過ちを認め、懺悔しました。
中共のように信用の全くない腐敗政党は天意に従い、自ら歴史の舞台から退くべきです。本日のマイクロニュースはここまで。
(翻訳/坂本 映像編集/工)