【新唐人2013年07月20日付ニュース】中国食品安全関係の役人が先日、中国は先進国ではないため、食品安全基準を決める際、国情を考慮すべきだと、メディアに発言し、非難を招きました。
中国国家衛生・計画生育委員会は10日、“食品安全基準”に関する進捗状況について、記者会見を開きました。“基準を決める際、先進国を参照にするのかどうか”の質問に対し、食品安全リスク評価センターの王竹天主任は“中国は発展途上国なので、基準を決める時、自国の国情に従うべきだ。自分の健康を守るのはもちろん、食品業界の発展を促進させることも考えなければいけない。簡単な例を挙げると、EUの基準で北京の大気品質を測るならば、毎日不合格だ”と答えました。
四川省出身の陳雲飛さん
「まったくのデタラメ理論です。庶民と関係あることはみな先進国と比較してはいけないと言うのです。たとえ国内基準に基づいたとしても基準に達してないし、達するのも不可能です。例えば水質の抜き取り検査、制定した基準と違うのです。基準はただの見せ物です」
あるネットユーザーは、“命も値引きできるのか”と疑問を投げかけます。
命も値引きできるのか?
中国民衆 李さん
「中南海の空気まで特別供給され、家禽も特別に飼育したものです。自分と関係ないことは役人らは知らん振りし、彼らの衣食住は全てグリーン商品です。庶民が口にするのはみな有毒食品で、彼らは庶民の死活など考えていません」
食品安全に関心を寄せている四川省の陳雲飛さんは、役人らは自分の財布が如何に国際基準に近づくかに興味を持つだけだと述べます。
陳さんはまた、現在至る所にある有毒商品は現体制によるもので、政治改革を行わず、庶民に選挙権がなければ、役人たちは自分の上司や組織のみに責任を持つだけだと指摘します。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/07/11/a929654.html(中国語)
(翻訳/杜 編集/佐藤・坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)