【新唐人2010年9月26日付ニュース】中国の黒龍江省で、ここ数ヶ月豚コレラが広がっています。関係者によると、大量の豚が死んでいるものの、病気で死んだ豚が処分もされずに市場で売られているそうです。しかし、地元政府は対策をとっていません。
7月下旬から、黒龍江省の各地で豚コレラが発生。9月7日、黒龍江省のハルピンの付近で豚コレラが拡大していることがネットで暴露されました。豚コレラは死亡率がとても高い病気です。
当局は今、アフリカ豚コレラなどの検閲に力を入れているといいます。
これについて、地元メディアは全く報道していません。市民によると、豚コレラの広まりはとても深刻です。
黒龍江省の双鴨山市のある村では、200匹のメス豚が7月から死に始め、今は20数頭しか残っていません。
地元の村人によると、村の豚、特に種豚は全滅だそうです。しかも、死んだ豚の腐った内臓が川を汚染し、村中が悪臭に満ちています。
綏化市の市民、張さんによると地元では感染がすさまじく、大量の豚が死んで、10数日で肉屋も閉まったといいます。
ただし、地元政府は対応策を取っていないので、一部の悪質業者は、豚コレラに感染した豚を低価格で買い取って、火を通した後加工して販売。加工された食品はレストランも買い取るため、地元市民は肉を避けています。
国営メディアがきちんと報道しないので、今、様々な噂が広まり、人々を恐怖に陥れています。
記者は何度もこの地域の疾病センターや政府の関係部門に電話をかけたものの、返答がなかったり、相手が電話に応じなかったりしました。
新唐人テレビがお伝えしました。