【新唐人2013年9月20日】アメリカ東部のボストンで感動的な出来事がありました。身体に障害を持っているため仕事にも就けず、日中は物乞いし、夜はホームレスの施設で暮らしている50代の男性が、現金など4万2千ドル相当が入ったリュックサックを拾いましたが、正直に警察に届け出ました。
14日夜、ホームレスのグレン・ジェームス(Glen James)さんはボストン近郊のショッピングモールでリュックサックを拾いました。中にはトラベラーズチェックのほか、多額の現金、パスポートなどが入っていましたが、ジェームスさんはすぐ警察に届け出ました。
まもなく、ショッピングモールから男性客が多額の現金が入ったリュックサックをなくしたと通報が入りました。パスポートの名前や写真などから持ち主と判断し、リュックサックは無事返されました。持ち主は中国からの観光客でした。
ジェームスさんは書面による声明の中で、持ち主の元に無事返されてとても嬉しいと述べました。
16日、ボストン警察はジェームスさんの行いを“類まれな品性と正直さ”と称え、特別表彰を贈りました。
ボストン警察署 Edward Davis本部長
「この機会を借りて、グレンさんに感謝の意を表します。彼は類まれな品性と正直さを表しました。ありがとうございます」
このことは多くの人々に感動を与え、インターネット上で募金が呼びかけられました。18日正午までに2698人から6万8012ドルの寄付金が寄せられました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/09/18/atext968942.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)