【新唐人2014年8月17日】8月15日は日本にとって、69回目の終戦記念日でした。東京の日本武道館で開かれた全国戦没者追悼式には、安部総理大臣のほか、天皇皇后両陛下も出席されました。一方、毎年この日は、数多くの参拝者が靖国神社を訪れます。それでは日本人にとって、靖国神社参拝は、どんな意義があるのでしょうか?東京からお伝えします。
安部晋三総理大臣
「私たちは歴史に謙虚に向き合い、その教訓を深く胸に刻みながら、今を生きる世代にそして明日を生きる世代のために、国の未来を切り開いてまいります」
終戦から69年を迎えたこの日、天皇皇后両陛下をはじめ、閣僚や戦没者の遺族が追悼式に出席しました。
正午、つまり玉音放送が流れた時刻に1分間、黙祷が捧げられました。
皇居の傍らの靖国神社では、朝から大勢の市民が参列のために行列しています。
靖国神社の参拝者
「全然 興味ない人もいるし、興味本位で来ている人もいるし、それは本当だと思うんですけど、でも真剣に来ている人もいっぱいいるんで。もう1回 戦争を繰り返すとか、そういうことではなくて、亡くなられた方は戻ってこないですから。亡くなられた方に対する敬意は最後まで払ってほしいと思います」
靖国神社の参拝者
「私たちのために犠牲になってくださった方、お祀りしてあるでしょう。その方にお礼のためにお邪魔しています
戦争を経験した高齢者であれ、若者であれ、この日に参拝する意義はすでに戦争から離れ、ただ先人に感謝を伝えたいだけかもしれません。
靖国神社の参拝者
「今日はやっぱりご先祖様とかお父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんお参りに来ました」
今年は、政府が集団的自衛権行使の容認を決めてから初めての終戦記念日なので、国際社会も注目しました。「ウォール・ストリート・ジャーナル」と「ワシントン・ポスト」はどちらも、今年、安倍総理が靖国神社参拝を見送ったのは、中国や韓国との緊張した関係を修復するためだと見ています。
神社に通じる歩道では、日頃、政治に無関心な人にも興味を持ってほしいと、各民間団体がそれぞれの訴えをしていました。
靖国神社の周囲では、交通規制だけでなく、物々しい警備も敷かれました。いつでも出動できるよう機動隊も待機しています。普段の静かな街の様子とは対照的です。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ap.ntdtv.com/b5/20140816/video/130737.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/李)