【新唐人2014年8月29日】粛清された前政治局常務委員・周永康に関して、8月27日、当局から最新の発表がありました。最高裁判所の孫軍工(そん ぐんこう)スポークスマンによると、周永康の事件はまだ中央規律検査委員会が立件に向けた捜査をしている段階で、訴訟の手続きに入ったという情報はないそうです。
また香港メディアによると、中央規律検査委員会の王岐山(おう きざん)書記は25日、会議に出席した際、「周永康という『大トラ』をたたいたあと、もっと大きなトラをたたくのか」と問われました。すると、王岐山は無言で笑ってから、「これから分かることだ」と述べたそうです。王岐山の態度は形を変えた回答であると海外メディアは分析しています。では、周永康の次の、より大きなトラとは誰なのでしょうか。今、熱い議論が交わされています。
「百度」で「江沢民を裁く」が検索可能に
大陸最大の検索エンジン「百度(バイドゥー)」は8月27日、普段、封鎖されているキーワード検索が一時解禁されました。「百度」の検索バーに「江沢民を裁く」などのキーワードを入れると、迫害に反対する法輪功学習者の写真が多数、表示されます。「江沢民 羅幹(ら かん)、 周永康、劉京(りゅう きょう)を裁け」「法輪功迫害を阻止せよ」「法輪大法は素晴らしい」などの横断幕も見られます。中共上層部の内紛で肝心な時期になると、「百度」は必ず一時的に、封鎖が解かれます。今回の解禁は江沢民粛清が近づいていることと関係していると見られます。
新華社の入り口 中年男性が自殺
8月27日、北京の「新華社」の入り口で、男性が服毒自殺し、注目を浴びています。現場の写真によると、武装警察や救急隊員が男性を救助していますが、男性の容態は分かりません。その後、当局は、自殺したのが50代の男性だと発表しました。多くのネットユーザーが「昔は皇帝に直訴状を渡す者がいたが、今では新聞社の前で農薬を飲む者がいる」と感慨深くコメントしています。あるいは「命さえ捨てるほど追い詰められた。どれほど無念なことか」と男性の知られざる事情を推し量るユーザーもいました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/28/a1133713.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/李)