HOME > ニュースページ > 台湾・香港 > 詳細

爆発事故のPX工場オーナーは台湾の指名手配犯

2015年04月10日

【新唐人2015年04月10日】4月6日、中国福建省のパラキシレン工場で、工場設立後2度目となる大規模爆発がありましたが、工場のオーナーは台湾で指名手配され、大陸に逃げた犯罪者であることがわかりました。

 

オーナーは陳由豪(ちんゆごう)、75歳。台湾で600億台湾ドルの負債を残し、指名手配されたあと、大陸に逃げました。2003年に中国国籍を取得し、その後高額納税者になりました。指名手配は来年、時効を迎えます。

 

民進党 管碧玲立法委員 

「富豪が特権を利用して贅沢な生活を送り、指名手配から逃れるのを見ているだけです。この国に人民は極度に失望しています」

 

台湾法務部國際司 陳文琪司長

「今年初めの活動会談の時も1〜2回この問題を提起しました」

 

記者

「相手(中共)の態度は?」

 

台湾法務部國際司 陳文琪司長

「双方ともこのことを知っています」

 

英BBC

「去年にも爆発事故がありました」

 

陳由豪のパラキシレン工場では、4月6日に工場設立後2度目の爆発事故が発生し、周辺住民数万人が避難を余儀なくされました。香港の週刊誌「アジア週刊」はかつて、陳由豪傘下の企業「翔鷺(しょうろ)集団」は江沢民の長男、江綿恆(こうめんこう)との密接な関係を利用して、土地と融資を獲得したと報じています。2012年だけでも、福建省漳州市に1500億台湾ドルの巨額投資を行いました。

 

民進党 管碧玲立法委員

「陳由豪の身柄を台湾に引き渡すよう求めても、ずっとだめでした。両岸司法互助協議への最大の風刺です」

 

管碧玲(かんへきれい)立法委員は、中共の庇護(ひご)の下、陳由豪は台湾に巨額の債務を残したまま、今度は大陸に汚染と危険をもたらし、締結から6年を迎える両岸司法互助協議を紙くずにしてしまったと批判します。指名手配の時効まで1年あまり、台湾当局の今後の態度が注目されています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/04/08/a1189621.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

 

トップページへ