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顔を焼かれて死んだ女性 家族が江沢民を訴える

2015年06月20日

【新唐人2015年06月19日】10年前の6月16日、法輪功学習者の高蓉蓉(こう ようよう)さんが中共当局の迫害で死亡しました。当時、スタンガンで顔にやけどを負った高さんの写真は、世界に驚がくを与えました。当局による証拠隠滅を防ぐため、家族はまだ高さんの遺体を火葬していません。そして家族は現在、江沢民を訴える準備をしています。

 

家族が描いているのは、迫害前の高さんの笑顔です。しかし、亡くなる直前の高さんは、あまりにも無残な姿でした。

 

高蓉蓉さん(2004年)

「今日は2004年5月25日です。私は重傷を負って、瀋陽第一医科大学にいます。外で警官4人が私を見張っています」

 

高蓉蓉さんの姉 高莉莉さん

「心の準備ができてなかったので、大声で泣きました。妹は警官にやられたと言っていました。複数のスタンガンを順番に充電して、妹に押し当てました。真夜中まで7~8時間 続いたそうです。しかし警官は『本人が転んだ』と」

 

一体、誰が嘘をついているのでしょうか。高さんの家族は傷の検査を求めて、遼寧(りょうねい)省検察院に訴えました。

 

高蓉蓉さんの姉 高莉莉さん

「検察院に検査結果を求めたら、検察院の検査処処長から、『610』に持っていかれたと言われました」

 

高蓉蓉さんはもともと、瀋陽(しんよう)魯迅(ろじん)美術学院に勤めていましたが、確固として法輪功を続けたために、2003年、龍山教養院に入れられ、2004年5月、スタンガンにより顔全体に重度のやけどを負います。7月、高さんの写真が明慧ネットに掲載され、国際社会で大きな関心を呼びました。そして2004年10月、複数の法輪功学習者が高さんを病院から救出しました。

 

高さんのケースに対し、政法委員会の書記だった羅幹(ら かん)は自ら介入し、「公安部26号大事件」と定めました。

 

高蓉蓉さんの姉 高莉莉さん

「瀋陽張士教養院の警官、史鳳友は父に言いました。これは羅幹の指示だと。妹のやけどの写真は国際的な影響が大きすぎるので、処理しろと要求したのです」

 

羅幹の要求により、地元の警察は広範囲で法輪功学習者を尾行、あるいは拉致して、高さんの行方を調査しました。2005年3月6日、高さんは警察に発見され、再び迫害を受けます。そのわずか3か月後、2005年6月16日、高さんは亡くなりました。

 

高蓉蓉さん

「私たちは自由を得たいのです。江沢民による法輪功迫害に対して、世界の方が重視してほしいです」

 

これは、高さんの最後の映像です。高さんの父親は長年、娘の無念を晴らすべく奔走してきましたが、いまだに実現していません。すでに80歳を過ぎ、会話が困難なので、震える手で願いを書いてくれました。「江沢民を訴え 娘の無念を晴らしたい」。

 

高蓉蓉さんの姉 高莉莉さん

「私たちは江沢民を訴えます。江沢民は法輪功を迫害しただけでなく、社会のモラルも崩壊しました。結果 大勢が悪事に携わり、未来を失いました。中国人は皆 被害者です」

 

高蓉蓉さんの姉、高莉莉(こう りり)さんは、現在、江沢民を訴えるための準備をしています。そして、高蓉蓉さんを埋葬できる日を待っています。

 

高蓉蓉さんの姉 高莉莉さん

「(埋葬するのは)迫害が終わり、妹の事件が解決し、李洪志先生と法輪功の名誉が回復した時です」

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/06/17/a1204225.html (中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

 

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