【新唐人2015年08月10日ニュース】
再生可能エネルギーの使用は環境維持開発の大きな課題です。2012年12月から運用を始めたエクアドル・ガラパゴス諸島のバルトラ空港は太陽光と風力だけで稼働する世界初のエコ空港です。
現代風のシンプルな外観の長い廊下の屋根は、一枚一枚の太陽光パネルで作られています。
空港では風車が稼働する珍しい光景も見られます。ガラパゴス諸島に位置するバルトラ空港は、太陽光と風力だけで稼働する新しい建て替えの空港で、建材の8割は旧空港からリサイクルしたものを再利用しています。
空港は環境生態保護に貢献しているため、米国グリーンビルディング協議会(US Green Building Council)が構築した建築物環境性能評価 システムであるLEED(Leadership in Energy and Environmental Design)の認証を受けています。
空港管理者ジョージ・ロシロ(Jorge Rocillo)さん
「これは持続可能な建築物です。環境を汚染しない前提で、旅行客に快適な環境を提供するとともに、科学技術とのバランスも取れています。これは我々が後代に残したい基本的な建築手法です」
空港を訪れた観光客からも賞賛の声があがります。
米国観光客キャリー・ビロドウ(Carrie Bilodeau)さん
「私は中学の生物教師です。ここは私にとってとても重要な場所です。なぜなら私は生徒たちに世界を保護し、その安全を守るべきだと教えてあげたいからです」
赤道に近いガラパゴス諸島は、独特の生態系
と豊富な種類の動植物を有し、1978年にユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の世界遺産に登録されました。今年はさらにアメリカで一番売れている旅行雑誌で「世界で最も素晴らしい島」に選ばれ、島を訪れる観光客の足が絶えません。そのため、観光業の発展と自然環境の保護をいかに両立させるかは現地の大きな課題となっています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com.tw/b5/20150802/video/153496.html(中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/佐藤 映像編集/李)