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英国民ネットで検索「EUって何?」 投票やり直しの請願370万人超に

2016年06月27日

【新唐人2016年06月27日】

注目されていたイギリスの国民投票はEU離脱支持が過半数を上回る結果となりましたが、検索エンジン大手グーグルは、投票結果の発表後、同国での検索キーワード上位5位以内に「EUとは何か」が入っていると発表しました。多くの国民がEU離脱がもたらす影響についてあまり理解していないようです。また、再投票を求める370万人分の署名も集まっています。

 

 グーグルトレンズが、EU離脱支持が上回った国民投票の結果が発表された後に同国で上位5位以内となったとして公表した検索キーワードが話題になっています。

 

 1位の「EU離脱が意味するもの」、2位の「EUとは何か」、その後「EUに加盟している国は」「EUに離脱でどんなことが起こるか」と続き、5位は「EU加盟国は何カ国か?」となっています。

 

 米紙『ワシントンポスト』は「離脱派のリーダーたちがこぞってお祝いムードに沸く一方、大勢のイギリス人は自分たちが一体何の投票を行ったのか分かっていない」と報じました。

 

 イギリスのEU離脱が確定した後、ポンドは過去30年間で最安値まで暴落しました。イギリスでは署名が10万人を超える請願を議会で審議する規定がありますが、すでに370万人もの再投票を求める署名が集まっており、下院で28日、この問題を審議する予定です。

 

 しかし国民投票の実施前に、キャメロン首相は二度目の再投票は行わないと言明しており、イギリス独立党のファラージュ党首も国民投票は必要だが、何度も国民投票をする必要はないと述べています。労働党のコービン党首も25日、再投票を認めない姿勢を明らかにしています。

 

http://www.ntdtv.com.tw/b5/20160626/video/174410.html(中国語)

(翻訳/白白 ナレーター/淳萌 映像編集/李)

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