【新唐人2016年9月1日】
中国政府は28、29両日、湖南、雲南、チベット自治区、新疆ウイグル自治区、内モンゴル自治区、安徽省の6省区の党最高幹部を交替しました。
新疆ウイグル自治区党委員会書記で周永康(しゅう えいこう)の腹心だった張春賢(ちょう しゅんけん)が免職され、北京の党建領導小組に異動となったとのことです。
中国共産党の地方政治版図に大変動が起きています。2014年9月から今年6月まで、31の省区で12人の党委員会書記が交替しています。そして今回わずか2日間で6人もの省区党トップが交替となる前代未聞の事態が起きています。
新しく就任した陳豪はかつて習近平の上海時代の部下で、新疆ウイグル自治区党書記に就任した陳全国はかつて河南省で李克強(り こくきょう)の片腕を担っていました。
今回交替させられた6人のうち、2人は他省区に同格の職に横滑りしたが、張春賢が閑職に異動となった、ほかの3人の異動先は不明です。中でも湖南省トップだった徐守盛(じょ しゅせい)は、かつて長期にわたって江蘇(こうそ)省で要職に就き、江沢民派に属し、63歳にして2年早めに定年退職させられました。
中国問題専門家・文昭氏:「第19回党大会を前に彼らを早めに「窓際族」に追いやり、習近平が認める者をその後釜に就かせたのは、第19回党大会で彼らを正式に抜擢できる土壌づくりだと見られます。」
このほか、現在までに22の省で半分以上の常務委員の異動をめぐり調整が行われました。これは江沢民派が掌握していた各地の権力基盤に対し、大規模な粛清が行われていることを示しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/08/30/a1283732.html(中国語)
(翻訳/白白 ナレーター/淳萌 映像編集/李)