【新唐人2011年12月7日付ニュース】12月2日、陝西省・西安市で少女が暴走していたダンプカーにひかれて死亡する事故が発生。これをきっかけに、多くの市民が道路をふさぎ、政府に抗議しました。多くの場所に、必要な信号や横断歩道すら設置されておらず、ダンプカーの暴走を許しているととらえる市民は、最低限の措置を取るよう、政府に訴えました。
12月4日の昼、陝西省西安市で、青信号で横断歩道を渡っていた70歳あまりの女性が、猛スピードで左に曲がってきたダンプカーにひかれて死亡しました。
現在、西安市では各地で工事が行われています。地元当局によると、7月だけでダンプカーのスピード違反あるいは信号無視は、1万2千件を超えました。1台で、42回も違反したダンプカーすらあります。
西安市民 屈さん
「政府の監督不足です。だからダンプカーが暴走するのです。スピード違反や信号無視事故を起こすなど」
ダンプカーの運転手の収入は歩合制です。しかも、毎日ダンプカーの持ち主に、賃貸料を払わなくてはならないため、無謀な運転が当たり前になっています。しかも、横断歩道や信号すらないところが非常に多いそうです。
西安市民 王さん
「横断歩道がない所や信号がない所も多いです。交通には、大きな危険が潜んでいます。
あの道路は渋滞がひどいです。自転車で通るとき、私もいつも冷や冷やします。横断歩道が狭く、基本的にありません」
12月2日、少女がダンプカーにひかれる事故がきっかけとなり、多くの市民が道路をふさぎ抗議。経済発展を追うばかりで、庶民の安全を顧みない政府に対し、パトカーをひっくり返して、怒りをあらわにしました。必要な信号や横断歩道の設置など、最低限の措置をとるよう求めています。
-西安2011年47人殒命〝疯狂渣土车〞.html