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共産主義に追随したある米国人の反省

2012年10月10日
【新唐人2012年10月11日付ニュース】今年91歳のシドニー・リッテンバーグさんは中国共産党に初めて吸収されたアメリカ人として数奇な人生を送りました。リッテンバーグさんは1945年から中国共産党に追随し、かつて毛沢東などの共産党指導者と近距離で接触し、文化大革命にも積極的に参加しました。しかし、最終的には2度にわたり、計16年間共産党の刑務所に入れられました。近日、リッテンバーグさんのこの人生を描いたドキュメンタリー映画“革命者”(The Revolutionary)がアメリカで公開されました。
 
ドキュメンタリー映画“革命者”はリッテンバーグさんの記憶に基づいて、アメリカでの出生から文化大革命終了後アメリカに帰国するまでの歴史を記録しています。
 
シドニー・リッテンバーグさん
「毎日が苦痛です。一人きりですが、一人ではありません。毎日そこに座って、そして気が狂いそうなあなたが前であなたを見ています。いつ気が狂ってもおかしくありません」
 
ニューヨークの上映会で、リッテンバーグさんは、中国語と中国に対する情熱によって、アメリカ人と中国人の交流の架け橋になりたかったと告白。
 
シドニー・リッテンバーグ(李敦白)さん
「初日から私は中国語を愛してしまいました。非常に美しいと思いました」
 
1945年、リッテンバーグさんは中国に派遣され、翌年には中国共産党に加入。しかし、1949年にはスパイ容疑で刑務所生活を余儀なくされます。6年後に釈放され、中国国際ラジオ局で外国専門家になります。
 
文化大革命の期間中、一度は造反派のモデルとして、中国各地で講演を行います。しかし、血なまぐさい現実を目の当たりにし、反省し始めます。
 
シドニー・リッテンバーグ(李敦白)さん
「2年毎に大きな階級の闘争が行われ、『一握り』の人が犠牲になります。目的は残りの大部分の人を脅かすためです」
 
冤罪による2度の刑務所生活を経験後、リッテンバーグさんは中国共産党体制に対し、自分なりの結論を得ました。そして、35年前からは中国共産党党員ではなくなりました。
 
シドニー・リッテンバーグ(李敦白)さん
「このシステムの中では最高部の数人が、人々に何を見せ、何を聞かせるかを決めます。彼らは絶対的な権力を持ち、無産階級や労働人民とは全く関係ありません」
 
映画のエンディングでリッテンバーグさんは、今の中国の若者は文化大革命に対し何も知らないと示し、数百万人を死に追いやったこの歴史を記録し反省するのは、全人類にとっても重要なことであると結びました。
 
また、毛沢東は中国社会を実験場にして数千万人を死亡させた重大犯罪者だと指摘。これが原因で中国では上映できないと示しました。
 
プロデューサー Irv Drasninさん
「文革 大躍進および毛沢東の間違いが中国で公に討論できるまでは、この映画は中国で上映できないでしょう」
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 <span style="" font-family:="" 'ms="" p????',="" ????',="" '??????="" pro="" w3';="" font-size:="" 14.44444465637207px;="" line-height:="" 20px;="" ""="">(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/蒋)
 

 

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