【新唐人2010年5月18日付ニュース】クリーンエネルギーを売り込もうと、アメリカのロック商務長官は、アメリカ企業24社を引き連れ訪中します。5月17日、ロック氏は香港で講演をした際、「外国企業の市場参入を阻まないように」と訴え、さらに中国側の法治における不備も指摘しました。
ロック長官は香港での講演後、記者会見でこう述べました。
「もちろん今、中国に圧力を加えています。中国で研究開発をする企業が有利となる政策についても、一時延期を提案しました」
というのも、これは入札しようとする外国企業には不利なのです。
また、「中国市場に参入する外国企業は十分な法律の保障がない」とも述べます。
長官によると、中国には、公平な市場形成を促す、強い言い回しの法律があるものの、地方レベルではそれがきちんと実行されていません。特に、知的財産権の問題は深刻です。
これに先立ち、ロック長官は香港のディズニーランドで講演を行ったほか、植樹を行い、アメリカ製電動自動車も視察しました。
5月18日、長官は代表団を率いて上海と北京を訪問します。この際、ガイトナー財務長官なども出席し、米中戦略・経済対話を行う予定です。
人民元切り上げや保護主義的な政策などが焦点になると見られます。