【新唐人2013年06月07日付ニュース】西アフリカのガーナでこのごろ、違法に金を採掘している中国人に対する暴力的取り締まりが深刻な一途をたどっています。すでに中国人124人が逮捕され、中国人が経営するスーパーマーケットや飲食店が強奪に遭っています。現地の中国人労働者が6日新唐人に明かした情報によると、ガーナ当局の暴力的取り締まりに対し、現地の中国大使館は全く無視しているそうです。
広西省上林県出身の採掘者・韋(い)さんによると、5月にもガーナの軍警察に殺された人がいるそうです。
広西省上林出身の金採掘者 韋さん
「ガーナの黒人が強奪に来たとき、16発の銃弾を浴びせられ、身体は蜂の巣のようでした。遺体はすでに火葬し、10数日前帰国しました。中国大使館に報告しましたが、彼らは全く無視です。だから撃ち殺されても、運が悪かったと諦め、報告しないときもあります。昨日の夜にも同じ上林からきた二人が殺されました」
ガーナ在住の中国人・李健さんは、ガーナ人が中国人から金銭をゆすり取ることは日常茶飯事だと話します。暴力的に出なくても路上にバリケードを設置し、お金を要求する事もあるそうです。しかし、現地の中国大使館は全く無関心だといいます。
ガーナ在住の中国人 李健さん
「こちらの中国人はすでに中国大使館に対して、自信をなくしています。あまりの多くの事を彼らに言いましたが、彼らは全く動こうとしません」
李さんによると、すでに友人7〜8人が逮捕され、現場の採掘用機材などもすべて強奪されているそうです。
2010年から、広西省上林県出身を中心とする中国人が一攫千金を夢見て、アフリカ第二の金の埋蔵国であるガーナに大量に入りました。しかし、就労許可などを得ずに金を採掘していたため、地元住民の反発が強まり、ガーナ当局の中国人採掘者に対する取り締まりも強化。去年だけでも大規模取り締まりが何度も実施され、中国人の陳龍(ちんりゅう)さんがガーナ警察に射殺され、金銭や財産を強奪されたときも、中国外務省は沈黙を守りました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/06/atext910351.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)