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中国で毒入りコーンミルク――まだ終わらないメラミン事件

2010年11月25日

【新唐人2010年11月25日付ニュース】中国の湖北省で最近、“湖南遠山乳業公司”の生産する製品から基準を超えるメラミンが発見されました。製品の一部はすでに市場に売られた恐れがあります。事件は7月に発見されたのに、当局はずっと情報を隠していました。 

最近、湖南省で有名な“遠山乳業”の乳酸コーンミルクから1キロ当たり4.8ミリグラムという基準をはるかに超えるメラミンが検出されました。関係当局は7月すでに知っていたものの、今月の15日、マスコミに報道されるまで情報を隠していました。これに対し、湖南省の担当部門に電話取材をしたものの、回答はありませんでした。市民の声を聞いてみましょう。
 
禹さん
「コーンミルク?そんなニュースは見たことないです」
 
これについて、問題のメーカーの社長は、“東垣乳製品工場”から買った製品6キロが混入したからだと釈明。しかし、この工場は7月すでにメラミンが発見されていました。
 
しかも毎日100トンもの製品を生産する自動化された生産ラインで、1度に6キロも粉ミルクが混入するのはおかしく、6キロの毒ミルクで、これほど深刻な毒コーンミルクが生まれるのも不自然だといわれます。
 
乳製品にメラミンが検出される事件が後を絶ちません。北京の弁護士、唐さんは体制の問題だと指摘。法律は庶民の権益を保護できていないと述べます。
 
北京弁護士 唐吉田
「法律問題が法律のルートで解決できず、健康や命の問題など多くが、全く保障されていない状態です」
 
新唐人テレビがお伝えしました。
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