【新唐人2013年12月6日付ニュース】かつて政治局常務委員まで務めた周永康が身柄を拘束されたと台湾メディアが伝えましたが、台湾の情報機関のトップも立法院で、現在観察中だと述べました。一方、専門家は、この件を含めた中国国内の矛盾が注目されないように、当局は防空識別圏を設立したのだろうと分析します。
周永康が拘束されたという情報は、現在、中国メディアでは完全にタブーとなっています。これについて、台湾の情報機関のトップが立法院で触れました。
台湾団結連盟 許忠信
「周永康は捕まったのか」
台湾国家安全局長 蔡得勝
「彼の一部の行為が違法とされているのを我々も知っています。呼び出され、調査を受けていますが、逮捕までいったのかは確定できません」
専門家は、中国国内の矛盾がエスカレートする中、当局は国民の不満をそらせようと躍起になっていると述べます。
警大公共安全学科 董立文副教授
「共産党の内部と党と社会の関係が緊迫している今、防空識別圏を設定しました。国民の不満をそらすため、国外に矛盾を作ったのでしょう」
周永康の身柄拘束が事実なら、政治局常務委員としては初めてのことです。習近平国家主席は、王立軍、薄熙来に続いて、周永康の追及にも踏み切ったと言われます。
中央研究院 徐斯倹副研究員
「胡錦涛指導部で、習近平は政治局常務委員を5年務め、内部事情を知り気付いたのです。政変が起きそうだと、そして最大の敵は自由化を求める社会ではなく、権力者集団であると」
江沢民一派で、石油閥の有力者である周永康の闇が明かされるのか、ひいては江沢民にまで追及が及ぶのかが注目されています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/12/04/atext1017826.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/工)