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中共党員の「党性」と人間性

2014年11月28日

 

【新唐人2014年11月28日】中共の元全人代副委員長、田紀雲が10月に亡き妻を悼む文章を発表しましたが。この文章は11月25日各大メディアに転載されました。田紀雲は江沢民の後の総書記候補者で、中央党校で立候補宣言をしたこともあります。

 

1989年から1992年までの間、江沢民は保守派の元老たちの支持の下、鄧小平の経済改革に対し、整理整頓を行いました。目的は鄧小平に打撃を与えるためでした。1992年4月、改革派の喬石が当時の副総理 、田紀雲を中央党校に招き、省クラスの官僚向けに報告会を行いました。この報告会は田紀雲の総書記、立候補宣言と言われています。

 

報告会の内容は江沢民の保守政策と対立し、改革を支持する内容で、鄧小平の心にかなうものでした。ある人が鄧小平に告発しましたが、鄧小平は「問題ない」と評価しました。面白いのは田紀雲は報告会で、江沢民は二股膏薬であると遠回しに非難しました。

 

鄧小平は元々1992年の「14大」で、田紀雲を江沢民の位置に立たせるつもりでした。最終的には達成できませんでしたが原因は、1つは二股膏薬の江沢民が保守勢力がダメになると、早速鄧小平に媚を売りはじめたのです。2つ目の原因は、田紀雲は趙紫陽と仲がとても良く、天安門事件を再評価しようとする田紀雲に鄧小平は不満を覚えたのです。

 

今回 田紀雲は亡き妻を悼む文章でこう言っています。「4人の子どもは皆 自分の力で、仕事と生活に勤しんでいる」。「私と妻は権力を利用して子どものために、便宜を図ったことは一度もない」。今回も江沢民の尻尾を踏んでしまいました。江沢民一家の状況は周知の通りで、長男は「中国一の汚職官僚」。孫、江志成の投資会社はアリババに出資し、金儲けをしています。江沢民はまさに権力で子どものために便宜を図っているのです田紀雲は再度江沢民の尻尾を踏んだのです。

 

話を戻しますが、田紀雲の文章からあることに気づくことができます。中共官僚は決まり文句ばかり並べますが、プライベートでは人間性の一面も持っているのです。微博には「四人組」の王洪文に関する物語が出回っています。1976年、王洪文が妻に離婚を知らせたとき、妻はこう言ったそうです。「彼の進路を妨げない、彼は彼の官僚の道を私は私の庶民の道を歩めばいい」。翌日、王洪文の逮捕が発表されました。妻は離婚を選ばずに、毎年娘を連れて、刑務所に面会に行っていました。妻に離婚を知らせた時、実は王洪文はすでに逮捕されていました。彼は多くの中共党員への批判闘争を発動してきた人物でしたが、職位から離れた時に人間性の一面を見せたのです。これがまさに『九評共産党』で取り上げられている「党性」と「人間性」の問題なのです。中共党員は権力を握っている時は「党性」が「人間性」を押しつぶし、中共が正しいと言ったことはどんな悪事でもやってのけます。プライベートの時だけ人間性の一面を見せるのです。悲しいことではありませんか。中共党員には早めに共産党から脱退することをお勧めします。どんな時でも人間らしく生きるべきです。

 

本日のマイクロニュースはここまで。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/11/27/a1157109.html (中国語)

(翻訳/坂本 映像編集/李)

 

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