【新唐人2013年1月31日付ニュース】1月28日、中国共産党新指導部の政治局会議では、いわゆる“優秀分子”が大量に入党し、党に新鮮な血液を注入したと報告。一方、中国共産党政法部門の官僚が、人々が共産党に入党する真の目的を語りました。
中国共産党の代弁者“新華社”は、長期にわたって、各レベルの党組織は一連の努力で大量の“優秀な分子”を党組織に加入させたと報道し、彼らは人民への奉仕のために充分力を発揮したと強調しました。
中国共産党政法部門の官僚は、人々が共産党に加入する目的をこのように述べます。
中共政法部門官僚
「みなイデオロギーのものです。彼らが組織に近寄ると生活がよくなるでしょう?少なくとも同じ船に乗れます」
元中国社会科学院の研究員で、現在アメリカ・ウィスコンシン大学の教授を務める姚琮(よう そう)さんも、同感を示します。
米ウィスコンシン大学 姚琮教授
「理想主義は徐々に破滅し、目下共産党に加入するのは出世し金持ちになるためです。この大樹に頼って、共産党に加入してこそ金持ちになり、富をなす道が開けるのです」
一方、在米中国問題研究学者の張健(ちょうけん)さんは、毎日大量の優秀な人々が逆に共産党から離脱していることを指摘します。
在米中国問題研究学者 張健さん
「みな中共の真の姿を見極めたからです。良識のある人であれば、実名でも偽名でも必ずこの組織から離脱します。悪魔の仲間になりたい人は誰もいません。悪魔の仲間になると、それは真理の反対側に立つということです」
張さんは、生活のために共産党に加入するのは賛成できないと述べます。
在米中国問題研究学者 張健さん
「生活のために共産党に加入する、私の個人的な感情からいうと理解はできますが、しかし、自分の栄耀栄華や昇進や官僚になるために邪悪な組織に加入し、悪魔の仲間になり、暴力の道具になり、番犬になるやりかたは恥じるべきことです」
このほか、政治局会議ではまた、“党の管理を厳格化し、不合格党員を直ちに処理する”と強調。これは“党内粛清”の政治的シグナルであると、外界は見ています。
張さんは、共産党のいわゆる“優秀な党員”とは、つまり党の命令に従い、党が言ってほしいことを言い、党が考えないものは個人も考えてはならないということだと分析します。
在米中国問題研究学者 張健さん
「例えばこんな笑い話があります。外で揉み合いになり、殴り合いになりそうになった時、片方が言います。『この人は間違いなく党員だ、しかも官僚だ』。実際には何でもないかもしれません。ではなぜこういう現象が起きるのか?庶民からみた党員や官僚がどのようなイメージなのか皆すでに目にしているのです」
一方、共産党のいわゆる“管理の厳格化”は、息絶え絶えの独裁政権を延命させるためだとの分析もあります。
姚(よう)さんは、共産主義というのは邪悪な悪霊で、至る所で人に害を及ぼし、いまや共産党員を含めて、共産主義を信じる人はいなくなっていると示します。
2012年10月30日、“江沢民の法輪大法への迫害を清算する国際組織”が設立されました。本部をアメリカに置く“大紀元時報”は、これは全世界の正義感のある人々と政府が、人類史上もっとも残虐で邪悪な独裁政権への清算およびその政権に終止符を打つための“歴史的大審判”の始まりであると指摘。
また、人類の歴史は今、正義を明らかにし、全人類の覚醒を促す偉大な歴史に向かっており、信仰を迫害する中国共産党独裁政権はあらがえない歴史の流れの中で、間もなく全面的な崩壊を迎えるだろうと指摘しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)