【新唐人2013年06月18日付ニュース】中国共産党高官が、4年間同棲していた愛人によって検挙されました。6月14日、官僚の腐敗を暴露するサイト「人民監督網」の責任者で反腐敗活動家の朱瑞峰さんが、中国共産党中央書類保存館の副司長を務める範悦氏とテレビ局のアナウンサーを務める女性の映像や写真を公表。範氏は愛人のために、4年間で1000万元を費やしたそうです。
中国の反腐敗記者・朱瑞峰さんによると、「人民監督網」に公表した映像は、 “紀英男”という女性アナウンサーが自ら提供したものだそうです。
4年前の2009年、当時22歳のこの女性はあるテレビ局の司会者を務めていました。独身を装った中国共産党中央弁公庁法規室の副主任を務める範悦と知り合い、同棲をはじめます。範氏が4年間で女性につぎ込んだお金は1000万元以上に上るそうです。
「人民監督網」責任者 朱瑞峰さん
「彼(範氏)は毎朝彼女のバッグに1万元の小遣いを入れてあげ、また彼女にアウディのA5を買ってあげました。70万元もするドイツで組み立てた車です。しかもこの車は練習用で、慣れたらもっといい車を買ってあげると約束し、その後、北京長安街のポルシェセンターで、130万元の白いカイエンを彼女に買ってあげたそうです」
去年年末、範氏は中央弁公庁傘下の中央書類保存館政策法規司の副司長に昇進。しかしその後、ウソや脅迫などの手段をもって女性と別れようとしたそうです。絶望に陥った女性は、復讐を誓います。
「人民監督網」責任者 朱瑞峰さん
「女性は中央紀律委員会、中央弁公庁、国家書類保存館などに行って検挙したものの、いずれも壁にぶつかりました」
朱さんによると、映像は公開からわずか30分で、9万回以上のアクセスがありましたが、すぐ封殺されたそうです。
「人民監督網」責任者 朱瑞峰さん
「昨日掲載した後、私の微博が全部封鎖され、私のサイトは昨日午後から現在まで5つのドメインがすでに封殺されました。国務院新聞弁公室や公安部ネット管理局も私のサイトを封殺し、さらには通信会社までが私のサイトをハッキングしています」
朱さんは女性の話を引用し、“中央弁公庁の権力は大きすぎる。中国共産党の体制は人を絶望させるものだ”と示しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/14/a914067.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)