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江沢民の元秘書 賈廷安上将が失脚

2015年01月27日

【新唐人2015年1月27日】中共解放軍総政治部の元副主任、賈廷安(かていあん)がすでに身柄を拘束され取り調べを受けていると、香港メディアが報じました。長期にわたって江沢民の秘書を務めていた賈廷安の失脚の情報に、衝撃が走りました。

 

香港の「信報」(しんほう)は24日、北京からの情報として解放軍総政治部の元主任、賈廷安上将が23日に中央規律委員会によって身柄を拘束され、取り調べを受けていると伝えました。中共当局による正式発表はまだありません。

 

1月初め、大陸の雑誌「炎黃春秋」は元海軍副司令官、王守業(おうしゅぎょう)が腐敗堕落し、告発が絶えないのに昇進を続けられたのは、そのバックに江沢民の秘書、賈廷安がいたからだと名指しで批判しました。

 

香港雑誌「開放」編集長 金鐘さん

「賈廷安失脚のニュースは一定の参考価値があります。中共中央政府は上海閥に矛先を向けている可能性があります」

 

賈廷安は「兵士になったこともないのに、秘書から将軍へと変身した」と言われています。20年以上江沢民に仕え、長期にわたってその秘書を務めていました。2004年江沢民の引退後も賈廷安は引き続き軍に留任し、2008年に総政治部の副主任に昇進。2011年には上将になりました。

 

香港雑誌「開放」編集長 金鐘さん

「賈廷安は江沢民グループの影響力のある人物で、彼が失脚すれば、これから面白くなるでしょう」

 

今年63歳の賈廷安は65歳の定年まであと2年ほどありますが、大陸と香港メディアの最近の報道姿勢から見て、彼のソフトランディングはほぼ不可能であると考えられます。

 

1月6日、64歳の江沢民の長男、江綿恆(こうめんこう)も定年前に中国科学院上海分院の院長の職務から退任しました。

 

一方、上海に派遣された中央規律委員会の幹部は、「上海は桃源郷(とうげんきょう)ではない。腐敗に対しては容赦しない」と公言しました。

 

江沢民が正月期間中に突然海南省で姿を見せてから、その側近や親族が相次ぎ粛清の対象になっています。上海閥は間もなく嵐に巻き込まれると見られます。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/01/27/a1172324.html(中国語)  

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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